車・バイクの海外引越しについて知りましょう
車の輸入はそれぞれの国によって制限をかけていることが多く、海外引越し・海外移住の際は注意する必要があります。 たとえば、アメリカとカナダでは「北米製」でない中古車は輸入できません。また、シンガポール・ベトナム・ タイなどの東南アジアでは、車を持ち込む時に100～200％という高い関税を取られることがあります。
下記に、エコノムーブジャパンがこれまでに対応した国の中古車輸入規制情報をまとめてみました。 海外引越しで車・バイクの配送をお考えの方は、参考にしてみてください。「※」のついている国は特に注意が必要です。
※表は左右にスクロールします。
| 国名 | 規制内容 | 注意点 |
|---|---|---|
アメリカ |
中古車はMade in USAかMade in CANADAのみ持込可。製造国を示す証明書が必要になります。 | アメリカ大使館などで車種年式を再確認する必要があります。 |
カナダ |
中古車はMade in USAかMade in CANADAのみ持込可。製造国を示す証明書が必要になります。 | カナダ大使館などで車種年式を再確認する必要があります。 |
オーストラリア |
永住ビザ所有者か、日本に1年以上在住するオーストラリア国民で、本人名義によって1年以上使用されている車に限り、1回だけ持ち込み可能。納税証明・自賠責保険加入証明・車庫証明が提出できることが前提になります。 | 輸入申請が必要です（許可がおりるまでに4～6週間程度）。また、関税「購入額または評価額×10％」と消費税「（車両価格＋関税＋海上運賃）×10％」を別途支払う必要があります。 |
ニュージーランド |
永住ビザ所有者で、かつ本人名義で12ヶ月以上所有されている車に限り、免税での持ち込みが可能です。それ以外は、１5％の関税を支払えば持ち込むことができます。 | 2004年以前に初年度登録された車は輸入できません。車検証の型式/Model最初の3文字がアルファベットである必要があります。 |
マレーシア |
マレーシアの通産省にあたる省庁からの輸入許可を得れば可能（関税率100～150％）。また、「MM2H（Malaysia My Second Home）プロジェクト」でビザを取得すれば、6ヶ月以上使用していた個人使用車に限って免税になります（輸入許可申請は必要）。 | 配偶者が日本で働くか留学していたマレーシア人で、かつ配偶者の名義で購入され、かつ9ヶ月以上使用していれば若干の免税措置が受けられます（免税率は、エンジンサイズ、車のタイプ、使用年月による減価償却率などで変わります）。 |
フィリピン |
輸入できません。 | -- |
タイ ※ |
輸入できません。 | 表向きは「可能」なのですが、手続きの煩雑さ等で、実質的には不可能です。 |
韓国 |
輸入できます。 | -- |
送り方
車やバイクを海外へ送るときは、海上コンテナ（主に20フィート海上コンテナ）を使って送る方法と、自動車専用船を使って送る方法の2種類があります。
※表は左右にスクロールします。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 20ｆｔ/40ft海上コンテナ | ・毎週出港している ・自動車専用船が入港していな国へも運べる |
・関連作業に費用がかかるので割高になる |
| 自動車専用船 | ・車を送るためだけに設計された船なので輸送費が安くなる | ・頻度が少ない（月1～2回） |
手続き
車・バイクを海外へ送るときの輸出通関には、輸出用抹消登録証明を取得しておく必要があります。輸出用抹消登録証明は、下記書類を用意して所轄の陸運局へ提出すれば取得できます。
・車検証
・印鑑登録証明（発行後3ヶ月以内のもの）または、各国の領事館から発行されるサイン証明
・ナンバープレート（前後各1枚）
・手数料（400円程度）
※ 車検証に登録された住所と印鑑登録証明の住所に相違がある場合は、住所の変更を示す住民票もそろえる必要があります
※ 本人以外の輸出用抹消登録証明の取得を依頼する場合は、実印を押印した委任状を依頼者へ渡してください
なお、輸出抹消登録証明を取得したら、原本をエコノムーブジャパンへお送りください。
お金が帰ってくる？再資源化預託金等の取り戻しについて
輸出抹消登録証明を取得して車を海外へ持ち出したら、申請することで車を購入したときに含まれていたリサイクル料金「再資源化預託金」を取り戻すことができます。
当社では、海外引越しをご依頼いただいたお客様から、必要書類をお預かりしたうえで、再資源化預託金返還の申請手続きを無料で代行します。再資源化預託金返還の流れはこちら をご覧ください。お客様は、以下に記載した（1）のみご準備ください。（2）（3）（4）は当社で作成・用意いたします。
※ こちらからダウンロードできます
（2）船荷証券（Bill Of Lading）のコピー
（3）輸出証明許可証のコピー
（4）輸出抹消登録証明のコピー
- 私たちにお任せください
- エコノムーブジャパンでは、信頼できる現地スタッフが最後まであなたの海外引越しをサポートします。これまで対応したのはのべ90カ国以上。2002年の創業以来、年間200件の海外引越しをお手伝いしています。国ごとに異なる車・バイクの輸送手続きなどもしっかり対応しますので、お気軽にご相談ください。外国語が苦手な方には、国内エージェントによるサポートもご用意しております。
